1301 戸栗美術館

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 2025.2.22

 東京 1301 戸栗美術館

▼2025 寒い冬の午後。
・渋谷の戸栗美術館で古九谷を鑑賞。

 2025.2.18 walk
 2025.2.22 up

contents

【 poster 】

▼展覧会
・「千変万化 ー 革新期の古伊万里 ー」

戸栗美術館HP

・古伊万里〜古九谷様式〜柿右衛門様式
 と続く、伊万里焼(有田焼)の初期の
 推移がよくわかった。

 17C前半 古伊万里   染付
 17C中期 古九谷様式  色絵
 17C後半 柿右衛門様式 色絵

 

 

★日本磁器の推移:不十分なまとめ

・16C末、豊臣秀吉の朝鮮出兵により、日本に連れてこられた朝鮮人陶工により、17C初に肥前で磁器生産が始まる。李参平は有田で陶石を発見し、1616年に有田で磁器産業を興す。その後、佐賀藩の事業として発展する磁器生産は「伊万里焼」もしくは「有田焼」と総称される。 

・17C初期の磁器を古伊万里といい、染付が主である。

・1640-60年代には古九谷様式とよばれる鮮やかな色付の磁器が発展するが、一定期間を経て消滅する。(古九谷という名称からうかがわれるように、加賀の九谷焼の初期のものとする見解もあり、これを古九谷論争というらしい)

・1644年に中国で明が滅び、満州人の征服王朝である清の支配が始まるが、まだまだ国内は混乱し、景徳鎮を主産地とする陶磁器の輸出は激減する。世界最大の陶磁器生産国であった中国の混乱は、日本磁器の台頭を招来する。

・初代酒井田柿右衛門の白地に赤色絵の柿右衛門様式の磁器は、ヨーロッパの需要を促し、オランダ東インド会社の商品としてヨーロッパに運ばれる。長崎へ運ぶための積出港である伊万里の名にちなみ伊万里焼ともよばれる。ヨーロッパでは「imari」の名で高く評価された。

・その後、中国磁器の輸出が回復する18C後半まで、日本磁器 imari は隆盛を極める。一方では拡大する国内市場に向け磁器生産は拡大する。これらは有田焼の名で総称される。

・18Cには、佐賀藩は大名向け贈答品として高級磁器の生産も始める。これが鍋島焼とよばれる豪華な磁器である。

・よくわからぬままに整理してみたが、呼称の問題はとても難しい。現在は生産地呼称を明確にする観点から、有田地域で焼かれたものを有田焼、伊万里地域で焼かれたものを伊万里焼、長崎県波佐見地域焼かれたものを波佐見焼として区別する。近年までは有田焼の一部であった。

・近世:有田焼 ≒ 伊万里焼
・輸出品を特に伊万里焼と理解してもいい?
・17C、古伊万里〜古九谷〜柿右衛門と推移。
・鍋島焼は藩窯で制作される特別な高級品。
・現在は生産地で明確に分ける。

 

戸栗美術館HP:収蔵品:肥前磁器
   簡にして要を得た理解と言える

 

 

jump poster 日本磁器の推移 戸栗美術館

 

 

【 戸栗美術館 】

▼戸栗美術館
・松濤一丁目のお屋敷町の一角に立つ。
・旧佐賀藩鍋島侯爵家の敷地だったらしい。

 

 

★美術館の概要(公式HPより引用)

公益財団法人戸栗美術館は、創設者戸栗亨が長年に渡り蒐集しました陶磁器を中心とする美術品を永久的に保存し、広く公開することを目的として、1987年11月に鍋島家屋敷跡にあたる渋谷区松濤の地に開館しました。コレクションは伊万里、鍋島などの肥前磁器および中国・朝鮮などの東洋陶磁を主体として約7000点を所蔵しています。日本でも数少ない陶磁器専門の美術館として活動し、年4回の企画展を開催しています。

 

▼戸栗美術館の玄関
・これもまた風格のある玄関だ。

 

▼古九谷様式の磁器
唯一撮影が許可された作品。

「色絵雉子文扇面形皿」
・伊万里(古九谷様式)
・江戸時代 17世紀中期
・扇面を二枚重ねた小皿。
・茶懐石の向付として使用された。

 

▼戸栗美術館
・午後の逆光を受けたロビー。
・あまりにびっくりしてiPhoneで撮影。
・とてもよい空間だった。

 

▼ネコヤナギ
・戸栗美術館前の街路樹。
・もう春のいぶき。

 

jump poster 日本磁器の推移 戸栗美術館

 

 

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